私が営業活動をしなくなった理由

独立当初、営業から仕事にほとんど繋がらなかった

私は2018年の10月に独立をしました。

企業の雇用という「安定」のない個人事業主として生きていくために、当初は営業活動に走り回りました。

独立前に繋がりがあった会社の営業リストを作成し、プレゼン資料を作り、優先順位を決めてアポを取り、「これからフリーランスでこういうことをやっていくので、御社のマーケティング活動の役に立てると思う」とプレゼンをして回ったのです。

すでに繋がりがあり、見込み度も高いと思った企業に絞って営業をしていましたが、結果的に仕事に繋がった数はごくわずかで、そのごくわずかの仕事も一度きりというケースが多かったのです。一度きりの仕事は「独立祝い」みたいなものだったのでしょう。それは、ありがたいと同時に、少し寂しくもありました。

それでも2018年内はいろいろな人にお声がけを頂き、無事に正月を迎えることができました。

営業をやめて、人の役に立つ活動を

2019年に入ると私は営業活動を一切やめることにしました。

営業のための資料作成の時間がもったいないと感じたことに加え、相手の時間を奪うことも申し訳ないと思ったからです。

自ら営業をすると、相手が必要としていないタイミングで声を掛けることになりがちです。それよりも、相手が私を必要としてくれるタイミングからスタートする方が、互いの時間を失わなくて済むと思ったことが営業活動をやめた理由です。問い合わせや相談を受けてから初めて動くことにしました。

その代わり、仕事が少ない時期には私が独立前から継続してきた「Daily Lives Niigata」というWEBマガジンで、住宅業界の人へインタビューをし記事化するということに時間を使いました。

それによって売上が生まれるわけではありませんが、営業に時間を使うよりもいろんな人の役に立てると思ったからです。

結果、このインタビュー取材は好意的に受け取られることが多く、また、その記事を読者が読んだことがきっかけで住宅の新築契約に繋がったという事例も生まれました。

独立して半年たった2019年の春以降は、幸運なことにさまざまな企業様から仕事を頂けるようになりました。

営業をしなくなって1年3カ月が経ちますが、それにより大好きで得意な制作業務に専念できたことが良い循環を生み出しているのかもしれません。(もちろん、まだ独立して1年半なので、確信めいたことをいう段階ではないですが…。)

営業はせずに、必要な情報をそっと置いておく

ただ、「営業をしない」というと、「偉そうなやつだな」と誤解されるかもしれませんので、弁明をさせてください。

自分から営業をしない代わりに、私に興味を持ってくれた方に詳しい自己紹介ができるように、本WEBサイト「Daily Lives」や、住宅情報WEBマガジン「Daily Lives Niigata」を見ると、私がどんな経歴や実績を持ち、どんな人間性なのかが分かるようにしています。

決して自分をプッシュしていきたい訳ではありません。しかし、せっかく何かしらのきっかけで私に仕事を相談したいと思った人が、私を判断するための材料を用意しておきたいと思っています。

それは実は、早い段階で価値観や目標の擦り合わせを進めているのと同じようなものだと思います。

WEBサイトは24時間365日、私の代わりに説明をしてくれています。

WEBコンテンツの重要性を伝えたい

独立前からWEBコンテンツ制作で多くの企業や生活者の役に立ちたいと考えていましたが、自身のWEBサイトをつくりながら、その重要性をさらに実感することになりました。

営業は大事ですが、WEBコンテンツ制作による広報活動もまた、結果的に違った切り口で営業の役目を果たすものです。

たいていの人は、実績も専門性も人間性もよく知らない人に大事な相談をしようとは思わないでしょう。

ただし、セルフブランディングや自己PRに一生懸命過ぎると嫌われるケースもあります。それは、不特定多数の人に対して、求められていない営業をしているのと似ています。

興味を持ってくれた人に、さらなる情報を提供することに専念をする。それこそがWEBコンテンツの最も基本的で根源的な役割だと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

Daily Lives代表。1983年生まれ。企画・編集・取材・コピーライティング・撮影と、コンテンツ制作に必要なスキルを幅広くカバー。紙媒体・WEBのコンテンツ制作を行う。趣味は旅行・アウトドア・温泉。